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自由自在にしあわせな未来を創る「在り方」

「しあわせの力学」

2020年9月23日

「在り方」が自分の未来をつくる

「在り方」とは、過去への執着、現状の悩み、将来に対する不安・迷い・恐れ。それら全てを解決し、自由自在に「しあわせ未来」を創るもの。

「在り方」は、私たちの人生や仕事に「根本的な影響」を与えます。「在り方」が自分の未来をつくり、ひいては「人生」は「在り方次第」とも言えると思っています。

私が「在り方」を最初に教わったのは、20代のころ飛び込み営業について必死にがんばっていたころでした。

インターネットも、携帯電話もまだまだ普及していない1996年ごろに、起業したのはよいけれど、「営業力」がなければ、何もできないと痛感して、一旦営業力を身につけようと、代理店営業として飛び込み営業を教えて下さる方に自営業として契約し、教わっていました。

それまでの私は「どうしたら売れるようになるだろう」と方法論ばかりを考えていました。そしていろいろなことを試しましたが、全く売れない日が何日も何日も続きました。

メンタルはボロボロになり、経済的にも困窮し、このときが最もつらい時期でした。あるとき、10日間布団から出れなくなり、今思うと半分鬱のようになっていたと思います。しかし当時は「鬱」や「心が折れる」という言葉もなかった時代ですので、客観的な自己分析する余裕もありませんでした。

そんなとき、知り合ったある自動車ディーラーのトップセールスマンに話を聞きにいきました。

私は、藁をもすがる気持ちで、「どうやったらそんなに売れるんですか?」と聞きました。

その方は、「決めて手放すんだよ」とニコニコした笑顔で言いました。私は「この人は何を言っているんだろう??」と想いながら、「それはどういうことですか?」としつこく質問しました。

「決めたら、あとは執着せずに、手放していたら実現するんだよ」とまたニコニコしながら言いました。私は、しばらくお話しを伺ったあと、やっぱりよくわからずに帰宅しました。

しばらくそのことばかり考えていました。「決めて、手放す? どういうこと?」

何日かそのことについて考えていると、私はなんとなくまた動きたくなり、営業を再開しました。そして試行錯誤しながら「ま、とりあえず、『決めて手放す』というのをやってみよう」と動いてみました。

それまでは、「売らなきゃ」とか「目標を達成しないと」と思っていましたが、動くときは「手放す」ことを意識しました。

そして変わったことが一つありました。「なんとなく気持ちが楽になった」ということです。

そこからどのくらい日数が経ったかは覚えていませんが、私は結果的に徐々に売れるようになっていきました。

今思うと、その方は「在り方」を見せてくれていました。営業マンだから忙しいはずなのに、わけのわからない若者の相談を無償で受けているわけですし、しかもニコニコといつも笑顔でした。

完全に「決めて手放して」いて、とても楽しそうでした。

私はこのとき、初めて「在り方」に触れたと思います。(その時は理解していませんでしたが)そして、そこから、「どうやればいいか」という「方法論」よりも「どう在るか」という「在り方」が大切なんだ、と意識して過ごすようになりました。

そのあと出逢う、何人ものメンターから「在り方」を次々と学ぶことになります。

そして今は、多くの方にさまざまな「在り方」をお伝えすることができて、ようやく「恩返しができたな」と感じるようになりました。

ぜひ、「方法論」だけではなく「在り方」に目を向けて、その大切さを知ってほしいと願っています。

合同会社アースエレメント 代表
本質的教育専門家・シニアトレーナー
村上 燿市

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